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新春のご挨拶

2010年1月1日

新年明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、健やかな新春をお迎えになられたことと心からお慶び申し上げます。昨年中は当法人に対し関係の皆様から格別のご支援、ご協力を賜り誠にありがとうございました。

さて昨年の世相を表す「今年の漢字」が「新」に決定し、清水寺で日本漢字能力検定協会より発表されました。「新」から連想される昨年の大きな出来事はやはり民主党を中心とした鳩山新政権誕生と新型インフルエンザの大流行であると思います。

昨年の9月に政権交代が行われたことにより私ども介護関係事業に携わる者として注目しているのは、今後の介護保険制度を中心とした高齢者関連の国の施策であります。今後、更に少子高齢化が進み高齢者人口の大幅な増加が確実で、現行のままでその対応を図ることはかなり難しく、その財源を含めた国としての計画が必要であると感じるからです。前内閣が編成した平成21年度補正予算が一部凍結され、既に事務的手続きが行われていた「介護職員処遇改善交付金」が計画通りに政権交代後も予算執行されるのかがしばらく不明でしたが、長妻厚生労働大臣から当初の計画通りに執行する旨の発言があり、当法人もその交付金を介護職員の処遇改善のために申請しました。

平成21年4月にメキシコや米国にて新型インフルエンザの局地的な発生が確認されました。
その当時は、感染カや罹患した場合の症状も分からず、不安ばかりが先行しました。当法人でも行政からの通達等に基づき感染防止に取り組んでまいりました。幸いにも昨年に当施設での新型及び季節性インフルエンザの発症はございません。また、新型インフルエンザワクチンは、年齢や状況毎の接種回数も決まり、国産と輸入を含めると全国民にいきわたるだけの量を確保できるようになりました。

最後に皆様にとりまして、本年が素晴らしい年でありますように、心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

(たんぽぽ通信 2010年1月 第10号掲載記事)

社会福祉法人みその福祉会理事長 坂本 寛