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新春のご挨拶

2012年1月14日

 皆様明けましておめでとうございます。穏やかな新年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。また本年が皆様にとってよい年でありますよう心よりお祈り申し上げます。

 さて昨年を振り返りますと、3月11日に発生した東日本大震災及びその大津波の影響により東京電力福島第一原子力発電所からの放射能飛散による汚染があります。未だに復興の途上にあり、収束の道筋が見えて来ない中ではありますが、改めまして震災に遭われた方々には心よりお悔やみ、お見舞い申し上げます。また、放射能汚染に遭われ未だ避難生活を強いられている方々には一日も早い避難生活の解除を願っております。昨年の世相を表す「今年の漢字」が「絆」に決定し、清水寺で日本漢字能力検定協会より発表されました。東日本大震災では改めて家族・仲間・地域等での人と人との「絆」の大切さを感じました。

 震災後に当施設では防災計画の見直しを行い、大地震を想定した避難訓練も実行しました。当施設内の計画に止まらず、板橋区内の福祉避難所として地域との連携を更に強化し、地域の皆様の安心に少しでも繋がればと考えております。

 今年は3年に一度の介護保険制度の改定があります。改正の中心的内容としては「地域包括ケアシステム」となります。地域包括ケアシステムとは、高齢者や要介護者が住み慣れた地域で生活が継続できるように、日常生活圏域において医療、介護、予防、住まい、生活支援サービスを一体的に提供する体制のことでありますが、地域の皆様が安心して生活できるような、持続可能で良い制度となるように事業者として更に努力をする所存でございます。

 ご関係の皆様にはこれからもご支援・ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

                        (たんぽぽ通信 2012年1月 第17号掲載記事)

                        社会福祉法人みその福祉会  理事長 坂本 寛