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敬老の日を迎えるにあたり

2010年10月16日

 今年もご利用者の皆様と共に「敬老の日」を迎えることができたことをとてもうれしく思っております。この平和な日本の礎を築いていただいた皆様に改めて敬意を表します。

 感謝の気持ちを込めて、特別養護老人ホーム及びショートステイにおいて9月12日にささやかながら敬老会を開催いたしました。ご利用者と共に51名のご家族にもご参加いただき、昨年に引き続き、財団法人東京都弘済会「弘済会ふれあい劇場」様からご紹介いただいたボランティア「ムジーク・カペレ」の皆様にすてきなピアノとバイオリンによる演奏を披露していただきました。その後18名の賀寿者の皆様の紹介を行い、ご利用者、ご家族そして職員が共に有意義な時間を過ごすことができました。またデイサービスにおいては、1週間かけて敬老会を行い、すべてのご利用者に紅白の饅頭をご用意させていただきました。

 今年の夏は記録的な猛暑となり、日本中で熱中症により倒れる人が相次ぎました。その中には一人暮らしの高齢者が誰も知らない中、残念ながらお亡くなりになったケースもあったようです。一人暮らしの高齢者が特に多い都心部において、現在求められているのは、家族や地域との「つながり」ではないでしょうか。核家族化が更に進む中、地域におけるネットワーク作りがとても重要となります。私どもはその地域の一員として、少しでもそのお役に立てればと考えております。?

                        (たんぽぽ通信 2010年10月 第13号掲載記事)

                        社会福祉法人みその福祉会  理事長 坂本 寛