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平成23年度を振返り

2012年7月15日

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災が、当法人が運営する事業に大きな影響を及ぼしました。当施設が計画停電の対象地域となり、職員の日常業務のほとんどが電気やそれに係わる製品に大きく依存していることが分かりました。計画停電中、ご利用者の不安を取り除き、安全に過ごして頂くことの難しさを強く感じました。

そこで平成23年度では、従前の防災計画及び防災訓練に大震災を想定したものを加え、事業継続計画の策定に取り組みました。特に緊急連絡体制の構築に力を注ぎ、様々の状況を想定し、その状況毎に対応可能な職員の自動参集システムを確立しました。また消防委員からメンバーを選出し、「ケアタウン成増自衛消防隊」を編成し、志村消防署主催の2号消火栓の操法効果確認会に初めて参加させていただきました。9月には成増第一町会の皆様と志村消防署職員のご指導のもと、AED講習会とアルファ米を使った炊き出しを行いました。

 平成23年度は介護保険制度改定直近の年度でもあり、介護職員の喀痰吸引等の医療行為に関する研修を多く行い、また介護保険制度改定に関する情報を早い段階から収集し、制度改定後にご利用者及びそのご家族に出来るだけご負担がないように努めました。

 平成23年度も特別養護老人ホームで延べ454名、デイサービスで延べ486名のボランティアの方々に参加・参画していただきました。本当に有り難く、改めて感謝申し上げます。 

またご関係の皆様には、これからも当法人にご支援・ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 (たんぽぽ通信 2012年7月 第19号掲載記事)

  社会福祉法人みその福祉会  理事長 坂本 寛