ブログ・ニュース

「感謝」~開設10周年にあたり~

2011年7月13日

 ケアタウン成増は平成23年4月をもって開設10周年を迎えることが出来ました。10年間という月日の中で、以前は畑であったこの土地に、地域の高齢者の方々やそのご家族、ボランティアの方々が毎日集まっていただける環境が出来たことはとても有難く、当施設にご協力・ご支援をいただいた当法人役員・ご家族・ボランティア・地元町会・各種団体の皆様やご指導いただいた東京都や板橋区の特に福祉行政に係る皆様に改めて「感謝」を申し上げたいと思います。

 10年の間には様々な事がありましたが、地域の皆様が安心して暮らしていただきたいという創設・開設に対する先人の想いを大切に、「住み慣れた街で共にふれあいながら」をモットーに職員が一丸となり夢中で走ってきました。ケアの考え方も個別・ユニットケアなど新しい考え方が次々と導入され、特に認知症ケアについては大きく考え方も運用も変わってきました。

 3月11日における東日本大震災後、私自身も事前に被災地に行き、当施設の介護職員を仮介護施設の支援の為に短期で現地に派遣しました。近代国家日本がはじめて経験をする大震災であるがゆえに、その惨状に自分の目を疑いました。被災されながらも一生懸命に地域のお年寄りを守ろうとするその姿勢に、施設関係者の一人として気持ちを新たにし、地域の中での施設の役割の大きさを改めて感じました。

 これからも当法人の基本理念である「ご利用者本位で尊厳のある生活」を支援し、いつも地域に愛されるケアタウン成増であるように、職員一同頑張ってまいります。関係の皆様にはより一層のご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます。?

                         (たんぽぽ通信 2011年7月 第15号掲載記事)

                        社会福祉法人みその福祉会  理事長 坂本 寛