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介護人財

2010年4月16日

 政府の緊急雇用対策等により異業種から介護職への求職がここ1年で増えてきました。未経験者を雇用する事業者に対する助成金や資格取得支援等の効果が出てきたものの、介護業界全体としては依然として都心部を中心に介護人材の不足が続いているようです。その中で当法人では今後未経験者を雇用する体制つくりが必要であると考え、中期計画(平成22年4月から平成25年3月)を策定する際に、重点施策としてその受入体制を構築することを組み入れました。今後少子高齢化が進み高齢者人口が増加することが確実な中で、更に介護職を増やしていかなければならない状況でありながら、現実は介護関連の専門学校等の閉鎖や定員減少など、依然として学生の介護離れが進んでいます。当法人では施設を短大・大学等の学生に対し介護実習として積極的に使用して頂いたり、近隣の幼稚園・小学生の交流会や中学生の職場体験に使って頂いております。私は学生の様々な段階において高齢者福祉の「魅力」を知っていただきたいと考えております。その為に私どもは魅力的な職場であると思っていただく努力が必要であると思います。職場環境を良くすることは勿論ですが、多くの方々に私どもの職場を知っていただくこともとても重要であると考えています。

 当法人ではホームページをリニューアルし、行事等の写真やコメントを適時に公開しております。関係の皆さまには機会がありましたら一度ご覧になっていただければ幸いです。

                            (たんぽぽ通信 2010年4月 第11号掲載記事)

                            社会福祉法人みその福祉会 理事長 坂本 寛