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『赤塚親子認知症声かけ訓練』を行いました

2019年11月28日

令和1年11月16日(土)
 認知症によって、自宅が分からなくなったり、歩いているうちに道に迷ってしまうなどの問題が最近メディアでも注目されるようになりました。認知症になっても安心して暮らせる街づくりを目指し、赤塚支所(下赤塚レクリエーションホール)を基点に認知症声かけ訓練を行いました。

 

今回は認知症のことを親子で一緒に考えてみようということで小学生・中学生と保護者の皆様を中心に、26名(小中学生12名を含む)の方にご参加いただきました。
 

 訓練の前に認知症についてのミニ講義や認知症の方への対応についての小芝居なども交え、参加された皆様に認知症についての正しい知識と理解をしていただき、声かけ訓練に参加いただきました。

 当日は天候にも恵まれ、赤塚支所周辺に訓練ポイントを3ヶ所設置し、認知症役に扮した方(道に迷ってしまった方や郵便局と間違えて赤塚支所へ訪れた方などを演じて)が待機。

グループで訓練ポイントを巡り、親子やペアの2人1組で、認知症役の方に声をかけていただきました。

認知症役の方の演技があまりにもリアルで、声かけに困ってしまう場面も見られました。

 声かけ訓練後、グループでそれぞれのポイントでのキーワード(同じことを繰り返す、道がわからない等)を集めて、パズルを完成させるゲームなども行いながら、声かけポイントでの対応を振り返りました。

 

 参加者の皆様からは、「認知症役の方の演技が上手くて、実際に声をかけているようで参考になった」、「まだ少し抵抗はあるけど、お年寄りの方を注意して見てみるようにしたい」、「お年寄りの方にもっとやさしくしていきたい」など色々な感想が出ました。

高島平警察の方より、ご高齢者の行方不明者の増加についてや、道に迷われている認知症の方を見かけた際の警察への110番通報の呼びかけなど警察での対応についての講義をして頂きました。

 

今後も、歳をとっても安心して暮らせる街をみんなで作っていけたらと思っています。ご協力いただいたたくさんの事業者や自治会の皆様、本当にありがとうございました。